研究内容紹介

現在,主として以下の領域で,研究を進めております.

各領域については,個別のリンク先がありますが,学部学生向けの簡易な説明になっております.研究者の方等で,詳細に興味がある方は,私の個人ページの方も見ていただければと思います.論文等は全てそちらにアップしております.

 

対面対話分析

Dialogue Analysis

現在の中心的テーマです.対話の言語的・非言語的両側面から,対話の大域的構造を把握することが目標です.カウンセリング対話を対象とした,学際的共同研究をして実施しています.また,日本語会話コーパスや映画会話コーパスなどを構築・活用することに取り組んでいます.

 

 

コンテンツ分析と生成

Information Generation

これまでの知能情報システムは,コンテンツの自動分類といった,情報の「認識」を中心に発展してきました.我々は,難易度は高いものの,今後重要度が増すであろう「生成」系の研究を進めたいと考えています.一例として,発話を生成する対話システムについて取り組みを開始しました.また,クリエイティブな映像表現を自動的に分析し,異なるスタイルの映像として生成する研究にも着手しています.

 

 オンラインコミュニケーションマイニング

Online Communication Mining

電子メール等のやり取り,ブログの執筆,SNSでの交流等,我々の日常の中で,オンラインコミュニケーションの重要性は増す一方です.データを計算機によって分析することで,このようなオンラインコミュニケーションと従来のコミュニケーションの性質の違いを理解し,問題のあるコミュニケーションの発生を抑止する手法の開発とともに,コミュニケーションの効率を上げることや,コミュニケーションをより楽しくすることに,取り組みます.

 

情報アクセス

Information Access

マルチメディアデータ(主に画像)を対象とした検索を対象としています.以前は複数の情報源(テキストと画像)を統合した検索モデルについて検討していましたが,最近はシステム評価手法の開発や評価データの特性分析,対話的情報アクセスが興味の中心です.また,地理情報や位置情報などの実空間と密接な関係のある情報の取り扱いにも関心があります.